月別アーカイブ: 2010年9月

笠地蔵

今朝いつものように新聞をとるのに玄関ドアを開けたら、門塀の取手になにやら紙袋がぶら下げてある。ん?と思って見ると中にはまるっと見事な梨。そして「よければ食べて下さい ○○」とお隣さんのお名前のメモが。ありゃりゃ。ありがとうございます(このお隣さんとはたまたま私が引っ越してくる前からのお知り合いなのですが、普段はあいさつ程度でこんなことはめったにありません)。

で、私もお礼に笠地蔵。この間某道の駅で見つけた「しまね和牛せんべい」をお隣のドアにぶら下げておきました。にんまり地蔵のイラスト付きで。

大きい梨は瑞々しくウマし。秋になったんだねぇ。

So What?な思考十数秒

仲の良い友人の一人がご家族の転勤で関東へ引っ越すと言うので食事をしに。(えー、またカフェですが今回はこのハナシではなく)で、帰りにスーパーへ買い物をしに行ったんですが、なんだか妙に目につく女性がいらっしゃいまして。いや、何かしていたとかではなく、わりとダイナミックな体型の方だったので(えぇ、羨ましいという意味の)・・・。

買い物を終えてバッグに詰めてすったすったと出口に向かって歩いておりましたら、後ろからカッカッカッカとちょっと小走りっぽい音が(多分ミュールとかだなこりゃ)。私「すったすったすった」後ろの音「カッカッカッカッカッカッ」私の1歩がこのヒト3歩ぐらいのペースだよ・・・(早足だなぁ、私を追い越して行くかな〜?)・・・が、あれ?いつまでたっても追い越されない。

(ひょっとして歩幅・・・私勝った?勝ったわね!?)などと考えていると出口付近でその音がふっと消え。ん?と後ろを振り返ると、さっきのダイナミックな女性。え〜っと。この方、どういう歩き方を??・・・傍らには待っていた様子のお父様?と思しき年配の男性が「またがいに買って〜」と、のたまわれ(がい、とはこちらの方言で大きいとかたくさん、の意味)。

猛暑も緩んだ夏の、ちょっと思考も緩んだひとときでありました。

一瞬の奇蹟を捉える

「カフェ巡りが趣味」なんてことを書いたもんだから、よっぽどヒマなんだと思われたらしい。ヒマで悪かったなぁ!(んなワケがあるか)時間は自分で創り出すもの、グチやイヤミなんぞ言う間に自分に有益になることをする方がなんぼか・・・などと吠えていたらマジに忙しくなって「それどころでない」状態に。私の場合、基本的に〆切のある仕事というのが限られているのでうまく調節すれば時間も作れるのだが、たまたま突発的に予期せぬ急々仕事が何件か重なってしまうのもよくあること。

それでもまたムリヤリに出かけて来ましたよ。近場ですが県立美術館の企画展へ。

奈良原一高 —手のなかの空—

この企画展はカメラマンもおススメしてたし、自分でも開催前から気になっていたので絶対行かなきゃ、と。

私自身は写真を撮ることについては全く不得手ですが見るのは好きで、写真集も色んなジャンルのものをよく買います。仕事上では参考写真を撮る程度で生データを使うことはほとんどありません。ただ写真を扱うことなくデザインというのはありえないので、やはり見る眼を養うことや勉強は必要です。

写真というのは本当に不思議な媒体で、もちろんただシャッターを切っているのだけではない、プロのカメラマンや写真が好きな人にはテクニックだけじゃなくファインダーを通して何か別のものが見えているらしい。それが撮った写真に個性として現れるんでしょうか。実際「この写真はあの人が撮ったものだ」というのが分かるものもあるので、それって本当にスゴいことだと思うのです。まさに「この瞬間を撮る」奇蹟の確率をその人自身の眼で捉えているのでしょう。私には残念ながらその「眼」がない、ということ。

たまに一緒に仕事をするカメラマンは「気配」だと言います。良い写真には見えないものまでも感じさせる何かがあるのだということらしい。モノクロなのに色を感じさせる写真もありますね。透明感でも、透き通ったクールなもの、無機質な感じのものがあったり。

そう言えば一時「シズル感」というのがよく解らず、ネットで調べて「よーするにパブロフの犬状態になるってことか?」と人に聞いて笑われたことも(所詮私のセンスではこんなとこ)。

奈良原さんの写真は独特の世界観で本当に素晴らしく、引き込まれたようにじっくり見ていたので時間の概念をなくしてしまったような感覚に。2階のコレクション展も観て余韻に浸って、というか無心状態でうろうろとしていたら「閉めますのでー」と追い出されてしまった・・・ありゃ。なんかイキナリ現実に戻された。(いや、アッチの世界に行きっぱなしでもマズいけど)

「気配」のある写真は、まさに人をその奇蹟の空間に引き込んでしまう力があるのですね。

蔵café

この頃カフェ巡りが趣味のようになっております。あ、今回は打合せでしたけども。(なんだかこういうとこ行ったとかマクロビのこととか最近食べる話題ばかりですね。デザイナーっぽいブログじゃなくてすみません)

この「café naka蔵」は出雲市の中でも特にお気に入りのカフェです。米蔵を改装したのだそうですが、ものすごくわかりにくい場所にあるのにも関わらずひっきりなしに人がやってきて常に店内は一杯の状態。スーツケースを持ったお客様もいたので、観光の方も多いのかもしれません。

ここはランチもおススメですが、今日はロールケーキをブレンドと一緒にいただきました。運ばれて来たとたん「わっ!」と声に出てしまったくらいサイズが大きい!一緒に行った方オーダーのフレンチトーストもすんごい分厚い!(でも美味しそうだった・・・)

このカフェもブログで紹介している方がたくさんいらっしゃるんですが、平日でもほぼ一杯なので土日とかは並んでることもあるそうな。隣りには整備された公園もあって、カフェの内装や雰囲気からすると、ゆったり寛いで美味しいお茶を飲みながら読書でもしたい感じなんですが、人が多くてザワザワしてるのでちょっとね・・・お客さんの年齢層は若干高めかなぁ(有閑マダム風の率高し)。と言いつつ、私たちもず〜〜っとハナシをしていたので静かではなかったですけども。

でも本音で行きつけにしたいくらいステキなカフェなのです。もう少し時間帯をずらせばゆったりしてるのかなー?メニューも試したいのがいっぱいあるし、何度でもリピしたいお店です。

今ウチの冷蔵庫が作ったもので一杯になっている件

マクロビの試験と試作会もなんとか無事終わり。試験はともかく(聞いてはいけないのだー)作ったものは皆さん美味しいと食べてくださったので一安心。が、実は準備の下ごしらえで失敗し・・・それが大量に冷蔵庫に。

で、マクロビ試作会では他の方も料理を作るのでそれも食べきれずお持ち帰り・・・。いや、写真を見ていただけばわかる通り、皆さん素晴らしいので美味しいんですけども。

おまけに自分で作ったオヤツやら・・・。

しばらくマクロビ食強制実施の日々(いやホントに美味しいのよ・・・時々なら)。