月別アーカイブ: 2010年11月

ほ、根まで愛して

前回のブログをアップした後、ソッコーで娘から電話がかかってきまして・・・叱られまちた。「そんな年になってまで、なんでおじーちゃんに買ってもらうのさーーー」はい、ゴメンナサイ。反論できません。ナサケナイ親ですまんです。
が、結局のところ「ズルいよーー!!」ということらしい。実際、考えないでもなかったのです。私が今の父親と同じくらいの年齢になったとき、果たして自分の子供に同じようにこういうものを買ってあげられるだろうかと・・・。ま、先のことはわかんないさ。運が良けりゃ、いいこともあるだろ。(←で、逃げる)

え〜ところで・・・消化不良になりそうなタイトルですけども。
このブログでも度々書いてますが、私は今年の春からマクロビオティックを勉強しておりまして、その考え方のひとつに「一物全体」というのがあります。食物は葉も皮も根も丸ごといただいて、自然の恵みを余すところなく身体に摂り込むことでバランスが良くなる、という意味です。
私はよく実家から自家製無農薬の米や野菜をいただくのですが、マクロを始める前から米は玄米、野菜は葉も皮も食べていたので、まぁその考え方には近かったワケです。でもさすがに根っこは捨てていたんですが、マクロを始めてからその考え方に従ってネギの根っことかも食べるようになりまして・・・いや、これが以外とイケるのです。他にも根野菜と言えばゴボウ。普通は切って水にさらしますが、そういうことはしません。アクも調理次第で旨味に変わるので、これも丸ごといただきます。先日は小型の柔らかいホウレンソウをもらって根っこも丁寧に洗って料理したら、ビックリするくらい甘くて美味しかった。まぁこういうのも無農薬の有機野菜ならでは、なんでしょうけどね。

ところがですね。「根っこを食べる」と言うと、少なからず驚く人がいるわけですよ。「なにもそんなもんまで食べなくても・・・」と半分哀れんで、というよりも侮蔑の目で。なんかすごくビンボくさいイメージがあるんですかね。ウチの両親もいまだにそんな目を向けるので、そういう理由もあって私がスゴいビンボーしてると思ってるフシがあるのです。

「違うから!」

いや、もちろん決して豊かではないんだけど、食べるものに困るほどビンボーなワケじゃないから!!でもこのことが前回のアレに繋がってるのだとしたら・・・誤解を与えてるかもしれん・・・

絶っっっっっ対に! 違うから〜〜〜! 野菜、ウマいだけだから。ホントに。

ところでまたハナシは戻って・・・娘はもうすぐ誕生日を迎えます。その日は仕事でいないらしい。「誕生日に仕事があるなんて最高じゃないかー」とチャかしてはみたものの、ちゃんとお祝いはしてやろうかと。テレビはさすがに無理だけどさー。

で、ふと思いついたけど・・・「根っこを食わす」なんつったら怒るだろうなぁ・・・(ウソだじぇー)。

ティーヴィー地デジ

買いました。ついに。

えっと・・・父親が。

私があまりにビンボーしてるのを見かねて・・・(ここ、自虐のフリネタと思われるかもですが、真実なのです。マジ、です)。決しておねだりしたワケではありませぬ。実際、テレビを見ることについてはそんなに不自由してないし、アナログ放送もしばらくは見られるみたいだし、買うのはまだ先でいいやと(でもホントは買う余裕なくて・・・隠れて涙)。

私にとっては関係ないことなので知らなかったんですが、家電エコポイントが12月から減ってしまうんだとか?だからその前に・・・と言う父。そんなら、おとーさんの欲しいもの買えばいいじゃん、と言うと「欲しいもの、ない」いや、あのさー・・・とたたみかけようとすると、
父:「37くらいでいいか?」
私:「いや、どーせなら40くらいが・・・」
・・・って、私も調子こいて甘えてんじゃねー!!!
そのうち自分で買うから、と言っても父親は耳スルー。

んで。結局。

ウチのリビングに でーーーん と40インチが。

イマドキの40くらいでは普通なのかもしれんですが、なんせ今までウチにあったテレビが17インチ。うぅ、目がチカチカします・・・おとーさん。
じゃぁ家電エコポイントの商品が届いたら渡すから、と言うと「いらん。オマエが使え」・・・って、おとーさん!!それじゃ何の特にもならんやん。「オラはこれ、もらったから」と、家電店からその場でキャッシュバックされた数千数百円・・・(私、落涙)。

私が子供の頃はとても厳しい父親で(2つ前の投稿で書いた「蔵」騒動?のように)、欲しいものがあってもそう簡単には買ってくれませんでした。おかげで贅沢なことは身に付かない・・・のはいいけれど。こんな年になってもナサケナイ娘ですみませんです・・・。いつかちゃんと返すからね(←アテにならない)。
ところで家電エコポイントの商品が届くのは半年も先だそうな(みんなカケコミなのね)。受け取らないと言う父に、なんか考えんければ。

でもやっぱり大画面はキレイだぁ。映画をハイビジョンで見られるのもウレシい。3D対応でもあるけど・・・こっちは当分???かな(機能が多いとマニュアル読むのがメンドーで)。

凪の湖鏡

宍道湖・夕陽夕日の沈む位置も随分移動しました。

こうして幾度となく眺めているわけですが、実は本当に美しい夕陽というのはなかなかお目にかかることがありません。日中天気が良くても夕方になると厚い雲が出ることが多いし、ここは風が強いこともあって湖面が波立っていると反射しないのでイマイチになっちゃうんですね。昨日は久々に凪の状態で湖面が鏡のようになってましたが雲が厚く・・・雲さえなければキレイだったろうになぁ。

宍道湖・夕陽

(2007年3月)

宍道湖・夕陽

(2008年1月)

下の2枚は数年前の写真です。無風状態で雲が少ないと湖面が真っ赤に染まって幻想的に美しく、家のリビングまで真っ赤になるくらいなのですが、そういうふうになるのは1年のうちで2〜3回あるかどうか、ぐらいなのです。

太陽が完全に沈む瞬間に緑色に輝く「グリーンフラッシュ」という現象があるそうな。宍道湖で観測されたというような話は聞いたことない、と言うか多分ないと思うけど、一生に一度でも見てみたい(でもムリっぽいね)。


New蔵

ひとつ前の投稿で「徹夜を推奨」されたクライアントさんが今日の予定をドタキャンされた(もぅそこまで出かける準備をしていたのに・・・泣)ので、下書きしてたネタを続けてアップします。

(家紋は浅野内匠頭と同じらしい)

カフェじゃありません。実家の蔵がリフォームされました。

私が幼い頃は3つの蔵があって、ワルさをするとお仕置きによく蔵に入れられたものです。この蔵っていうのがですね、戸を閉めると一筋の光も入らない、本当に真っ暗になるのでコドモにはマジで怖いのです。某アニメの「○っくろくろすけ」なんてファンタジーな世界を創る余裕など皆無、泣き叫んで大騒ぎです(ほどなくして弟が助けにきたりするのですが。で、その逆パターンも)。ひとつはなくなったんですが二つは今でも立派に使われてまして、そのうちのひとつをリフォームしたワケなのですが。そんなのなおすくらいなら家の方なんとかしろや、と私や弟妹は思うのです。が、主(父)のやることなので・・・。

(玄関入るとこんな感じ)

随分前に「実家の池はプール」みたいなことを書いたんですが、家は築200年以上の古民家です。デカイですがボロ屋です。

某有名番組で築100年の古民家をリフォーム、なんてのをチラッと見たのですが、なんの。ウチは200年以上だぞ、それでも人が住んでるぞ、とエバってみたりして(200年の事例も放送されてましたか。見てませんけど)。庭には樹齢300年以上の松の大木がありましたが、数年前に松食い虫にやられあえなく伐採。そう思うと家の方はよく保ってるなぁ。

(恵比寿?大黒??びみょう〜〜)

で、つい最近気付いたんですが蔵前の家の屋根にはこんなお方がいらっしゃいました。

こういうのって別に珍しくもないんでしょうか。少なくとも私は他で見たことないですが。何十年も見ていて今頃気付くのもなんですが、なんでこんなのがあるのか両親もよく知らないらしい。

なんかオモシロいねぇ、イナカの家って(しかし。この家、いつまで保つのだろう・・・)。

絶叫・独り言

A4にびっしり書かれたテキストだけの修正指示×3ページ。こんなモン理解しようとするだけで日が暮れるわぁーー!!と、オノレの能力不足を棚に上げ。でもできることならと控えめに「提出したラフに赤を入れてここをこのように、とかもう少し判りやすくできないでしょうか?」とお願いしてみた(だって普通はそうするんじゃね?)。

優しいクライアントさんは、イメージラフをわざわざ手描きして新たに修正指示を出してくださった。ノートに書いたらしいのをスキャンして。まぁほとんどイチからやりなおし、ってことなんだけど、ところどころアイコンのようなイラスト風になっているのが妙にウマくて、なんだか和んだ。

その一方で。

電話で延々と30分以上も洪水のように話し続け「急いでるの。今日明日で作って。徹夜してでもやってね」

もちろん仕事に関しての労力は惜しまない。が、こうハッキリと言われるとかえって小気味良い・・・ワケがない。でもやりますよ。やりますとも。仕事をいただいて文句など言えるハズもなし。言われるのも正論。

が、この電話を受け取ってからすでに数日が経過している。徹夜はしていない。仕事はまだ下調べの最中でデザインも途中。そして先方からの連絡はナシ。多分こうなると予測していたさ。(ふふっ)

で、先のクライアントさん。ラフを修正提出してから再度校正を返してくれたんですが。前回ので学習してくれたのかと思いきや、またもびっしりテキストだけの修正指示3ページ・・・(泣)。なんつーかね、「1+1=2」ってところを、このヒトたちは「0.15+0.47+0.23・・・(面倒なので以下省略)=2」って感じの説明で「2」という答えを導きだすのにえらく時間をかけさせられる、そんな指示の出し方なんだよね。添えられたメールの「ご不明の点がございましたらお知らせください」がとても切ない。世の中の判り辛いマニュアルとか取扱説明書なんかは、きっとこーゆー人たちが作ってるに違いない。

それはともかく(ご不明な点だらけなんじゃぁあーーー)と心で叫びつつ、前回と同じくまたラフにして出し直していただいた。あと何度こういうのと格闘するのか。ゴールは遠いぞ。