映画「渾身 KON-SHIN」

仕事でお世話になっている制作会社の方から「試写会に来られませんか?監督と主演の方の舞台挨拶もありますよ」と声をかけていただいたので、来年の公開に先駆けて行ってきました。

私は日本の映画はほとんど観ないのですが、島根が舞台になっている映画はやはり気になります。モントリオール世界映画祭の正式招待にもなったというのもあって最近はあちこちでよく記事など見かけますが、会場へ行くと早めに着いたにもかかわらずスゴい行列!(ナニコレ状態)関心の高さがわかりますな。

映画はとにかく隠岐の描写が素晴らしい。単に美しいとか雄大とか言うのでは軽すぎる、ちょっと湿った空気感とでも言うか、島根らしく神と人とが共存していると言われてもおかしくないような。外から来た人にはなかなかなじめないかもしれないけど、そういう現実的な変に飾りのないリアル感が見えるのです。

隠岐古典相撲の迫力もスゴい。個人的には、行司の人がハマり過ぎ、と思うくらい見事に馴染んで見えました。こういう祭(と言っていいのかわからないですが)にかける人の情熱や、あまり言うとネタバレになりますが、上映中は何度もアチコチからすすり泣く気配があって、共感できるところの多い映画です。制作会社の方は「何度観てもその度に違う感動がある」と熱っぽく語っていらっしゃいましたが、本当にその通りなんだろうと思います。

上映の後で舞台挨拶に登場した主演の青柳翔さん、映画で観るよりなんか小柄?ステージが遠いせいもあったのか、映画での印象が強く残ってたのかな。それほど迫力ある映像だったということでしょう。

公開は来年1月12日、島根鳥取では1月5日からの先行公開になります。
ぜひ多くの人に観ていただきたいおすすめの映画です。

渾身 KON-SHIN』公式サイトはこちら