マクロビオティックは美味しい!

2010〜2011年にかけてマクロビオティックを勉強したのですが。
その後も料理に関しては自分なりに研究していて(まだまだ狭い範囲だけど)、年数回程度で興味のある方を対象に試食会をしています。

マクロビオティックも少しずつ世間に浸透してきているとは言え、まだまだ誤解している人も多くいるのが現実。美味しくない(ハッキリマズい)、動物性が食べられないから制限が多くストイック、栄養が偏っている、食材に特殊なものやいいものを使わなければならないから高い、、などなど。「豆腐やコンニャクも手作りしなきゃいけないんでしょ?」とか言われたときはブッ飛びましたわ。ンなワケないから!(や、もちろん手作りできるならそれに越したことはないのだが)

私が学んだクシマクロビオティックの基本的な考え方はボチボチと語ろうと思いますが。色々な誤解は試食会で話すようにして(上に書いたものはよく言われる誤解ですが全部説明すると大変なので、これから少しずつ)、まず「マクロビオティックは美味しい」ということを知ってほしい、というのが試食会の目的です。いくら健康に良いと言っても、美味しくなければ続かないし、ガマンして食べないといけないとなると辛いし、色々と制限があると面倒くさい。なので特殊なもの(大豆たんぱくとかテンペとか)普通には手に入りにくいものは使いません。そして家庭で簡単に実践応用できるレシピが中心です。

実は何を隠そう何も隠さないけど、私は元々食べることにはさして興味がなく、食事の支度というのがホントに苦痛だったのです。今でも得意というわけではないのだが。まぁ要するに食に関してはモノグサのヘタレ。それがなんということでしょう、マクロビオティックの食事法を知ってから、身体にも気持ち的にも感じる負担が減り、その上美味しくて食事を整えるのもむしろなんて楽なんだ、と。もちろんこれが全ての人に当てはまるわけもないのだけれど、私の場合は勉強したいと思えるほど体質に合った、ということなのです。と言ってもいつも100%マクロの食事、ではありません。家では動物性はほぼ摂りませんが(お肉系はもともと好きでないので食べない)、外では普通に食べるしオヤツや甘味も神経質に制限したりはしていません。本当はこうした方が良いというのは多くあるのだけれど、基本は「無理なく楽しく、できることから少しずつ」なので、気にせず食べたいものを食べるというスタンスです。

試食会で提供している料理はだいたいこんな感じ。

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参考までにこの写真のメニューmcr0808
・玄米ごはん
・サツマイモと牛蒡のポタージュ
・車麩のフライ味噌ソース
・切り干し大根の煮物
・蕪蒸し
・季節野菜のサラダ、梅生姜ドレッシング
・豆腐のチーズ風タルト

メニューはクシのレシピを基に、面倒臭がりの人にも簡単にできるように自分流にアレンジしたものがほとんど。レシピも季節や体調で変わるのですけどね。ポイント言うなら食材は旬のものを使う、調味料は可能な範囲で良いものを使う、ぐらいですね。で、1日3食のうち1回は玄米を食べる(これも色んな炊き方や料理法があります)。玄米は圧力鍋で炊いたものを食べていただくのですが、皆さんイメージが全く変わるようで、その食感に驚くみたいですね。「パサパサでマズい」が「モチモチして美味しい〜」に。美味しいから続けられる、のですよね。

せっかくなので、これからは作ったメニューなど残しておこうと思います。私ができることなぞ知れてるのだけど、地道に少しずつでも(決して押しつけではなく)広がってくれればなぁ、と思い・・・仕事の合間にメニューなど考えておるのです。