京都・和硝子

kg3378今年の2月にクライアントさんのお手伝いで関西に行ったのですが、ついでに行けるところをサーチして見つけたのが京都・祇園の和硝子ギャラリー。着物地や帯地を特殊な技法によってガラスで挟んだアートにものすごく心を奪われました。

素材の一部を硝子に閉じ込めているので一つとして同じものがなく全て一点物。着物だけでも日本文化や伝統の重みを魅せる素晴らしいものですが、それをさらに美しく価値あるものに高める技術。大切なものを褪色させずに保存する、という意味もあるらしい。人の創造力というのは限界もゴールもないのだなぁと思わされます。普通にただ硝子に挟むだけでは素材が濁ったりするのですが、着物とガラスの間に特殊なシートを何重にも入れて独自の製法で焼き付けているらしい。特許もとっているそうな。

kg3377kg3394と、これも放置していたトピックなのですが、ここに書くのでサイトを見ようとしたら・・なんと、このギャラリー8月に閉店しておりました。サイトのデザインもすごく美しかったのですがもう見られないみたいです。残念。インスタは残っているようですが、これもいずれなくなるのかなぁ。

kg3396kg3402とにかくどのアートを見てもため息ものだったのです。欲しいものがいっぱいで、でも結構なお値段なので迷いに迷って1点だけ小さいのを買いました。そのまま飾ってももちろん良いのですが、サイトではお料理を乗せるなどお皿として使う、みたいなのが掲載されてたと思います。私が買ったのは小さいので、お料理よりも和菓子とかちょっと上等なチョコレートなど乗せるのに良さそう。インテリアとしても色々な使い方ができそうなのですが、(こういう仕事をしている者としてどうかとも思うのだけど)私の創造力?はこういう方向にはなかなか向かないらすい・・結局まだそのままです。

kg3406kg3407