「一登竜門」「紀綱之僕」

以前から興味のあった住宅メーカーの完成見学会に先日ちょこっと行ってきたのです。(家を建てる予定などはもちろん全くない!のであるが)こういうのもデザインの勉強になるし、基本的に建築物を見るのは好きなのです。あまり時間がなかったのでほんの20分かそこらしか見なかったのですが、なかなか個性的な家で楽しめましたよ(住みたいかどうかは別として)。そこは勧誘・訪問などの営業は全くしないということだったのですが、DMなどは送られてきます。その中にちょっとおもしろいのがありました。

来場のお礼とともに、せっかく戴いたご縁ということで、私の名前に使われている漢字の意味を失礼ながら調べてみました、と説明書きが一文字ずつ丁寧に(姓名判断、とかではナイ)。一部抜粋すると

「登」は「高いところに上がる、位につく」「常に前向きに物事をとらえ、高い目標を一つずつ越えていく堅実さ」「一登竜門のたとえのように、前向きの努力が認められ、高いところまで上りつめる」

「紀」は「もつれた糸を整理して、糸口を見つけることで筋道を持つ」「紀綱之僕のたとえのとおり、才幹に優れ、人々や物事を見事にまとめ、過去を尊びながら大きな未来を創る」

・・・ということを表しているのだそうな。ほぇー。

私の名前は父がつけたものですが、特に意味とか聞いたことなかったのですよ。「時の記念日」生まれだから、というのと文字の画数を考慮した、ぐらいしか。こんなに色々と意味があったのだとわかると、へぇ×500。

最近はキラキラネームとかDQNネームとかワケワカランお名前が氾濫してるようですが、仕事の上でも「コレ、何て読むんですか・・・?」とか「コレ、本名なんですか?」とお聞きするような方が増えました(全て20代前半の若い方々ばかりなので、自分がスゴい年とったなぁーと自覚もするのだが)。それぞれにカッコイイお名前だし、付けられた方の思いが込められているのでしょうが、聞いていいものかどうか一瞬戸惑いますね。でもやっぱり聞いちゃうんですけど(多分会う人ごとに聞かれてるんだろうなぁー)。

名は体を表すと言いますね。名前にその人の本質があるとか。名前だけで人生が決まるとは思わないけど、ちょっと変わってると何度も説明したりいらん苦労もするのかも。私自身は名前についてアレコレ言われたことはないですけど、こんなふうに改めて意味(しかもいかにも良さげなこと)を言われると、なんかスゴいエラそーで背中がモゾモゾするような。私を普段からよく知っている人が見たらきっと大笑い、だと思うのだが・・・。