直島アート・安藤建築

瀬戸内に浮かぶアートスポット・直島へ行って来ました。直島と言えば安藤忠雄が手がける建築物や美術館が有名ですが、それをどうしても一度は見てみたかったこととベネッセで安藤さんの講演会セミナーが行われるということで、この機会に行くことに。

チケットセンターから美術館入り口まで坂を上って歩きます。暑かった〜

途中の道沿いにはモネの作品を模した?睡蓮がキレイに咲いてました。

講演会が始まるまで、まずは地中美術館へ。この美術館は景観を損なわないよう地中に埋められる形で造られ、光が注ぐ中庭を中心に建築と一体となった作品が展示されています。自然光が入るよう設計された展示室のモネの「睡蓮」シリーズはさすがに圧巻。近くから遠くから観る角度によって色合いが微妙に変化するように感じるのも設計の内なのだろうか、と思ったり。他のウォーター・デ・マリア、ジェームズ・タレルも面白かった。天からの光の入り具合が1日中変わるのに合わせて作品の表情も変わるので、何度来ても楽しめると思います。瀬戸内海が見渡せるカフェでのランチも美味しかった。

安藤忠雄の講演会はベネッセアートサイトで。参加者は主に建築関係の方々ばかりでマニアックな内容が多かったですが、建築物を作る過程、物づくりのプロセスはとても興味深く、安藤先生の「感動する心を忘れないように」が突き刺さりました。日常の忙しさに埋もれてしまうと大事なところを見逃してしまうのと、物づくりの原点は感動から始まるのかも、と私なりに解釈。

その後はベネッセミュージアムに移動して安藤先生を囲んでの立食パーティー。アート作品を楽しみつつ美味しいお食事を戴きました。このベネッセの施設は安藤建築にしては珍しい木造なのですが、自然とアートが共有しながら一切の日常を切り離したような造りに感じます。これも安藤ワールド、こういう無機質な感じ、私はけっこう好きですね。

参加者には安藤先生の本が配られました。直筆のサインと私の名前も入ってます。